2004年9月18日(土)

Sakura Cafe ミニミニライブショウ8 「伊倉一恵 『レニ』を歌う」

第2回 15:30〜16:20 ペア席

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えーと……何を隠そう私、今までライブレポというものを書いたことが、一度もございません。
こーゆう類のイベント事に行ったのも、初めてです。
というか、憧れの人をあんなに至近距離で見つめたことなんて、生まれて初めてです。
なので、レポの書き方もよく判らないうえに思い出すと未だにどきどきしている状態での執筆となります。
それと、全て記憶の限りですので、内容の保証は致しかねます。
特に語調は、だいぶ適当です。あくまでも、こんな雰囲気だったのだ、と。
それだけのことで、一字一句正確なわけでは全くございません。
……はい。
では。
いきますよ?

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初めてのサクラカフェ。
伊倉さんに会えるのだからと、自分的に精一杯めかし込んだ結果ハデになってしまった姉と、
それとは対照的に、茶色やカーキでファッショナブルにまとめ上げた妹と、二人で座るペア席。
サブステージはとても近く、見やすそう。メインステージはどうだろう……。
壁側で後ろの心配が無かったので、見やすいように椅子を少し移動したり、
出されたバウムクーヘンを食べたりしているうちに時が過ぎます。

そして始まる少し前、後ろから、なんと富沢さんと親方が入ってこられました!
親方さん、映像で見るよりも一段と痩せておられたし、富沢さんはもう、予想通りというか、とっても美しくていらっしゃいました!!
うわーうわーと思っているうちに、司会の方がステージに。初めの挨拶が済んで、照明が落ちます。
間もなく、軽快な音楽が……これは
『トランプの裏表』のイントロ!
イントロ部の音楽が一瞬途切れるところで、ステージ袖から、ぴょこっと可愛く伊倉さんご登場!!

しかし、ちょっと出トチる(爆)

この時、マイクオフの声で
「あぁっ」だか「おぉっ」だか聴こえてましたよ(笑)
その後、イントロ部の残りが続いて、歌詞に。

「♪人生は一か八か〜……だから好きなことし〜よ〜う〜!」
ここの間奏で挨拶。
「伊倉一恵です!」
って元気良く言ってらっしゃいました☆
最初のタイミングが合わなかったことを音響さんに謝りつつ、次の歌詞に入るのですが、
「♪あれこれ くよ、あぁあっ;
拍oだしがぁ!
会場は笑いの渦(笑)
もう一回最初から出てもいい!?との声に、みんな拍手v
そして伊倉さんはステージ袖に引っ込んでいかれました(笑)
さぁ、最初からです!
ある意味ラッキーな回だったぁ。
もう一度イントロからやり直して、今度はバッチリ成功☆

「伊倉一恵です!」
と、さっきよりひときわ元気なご挨拶(笑)
歌いながらサブステージへ移動です、わーい♪
初めて間近で見る伊倉さんのお姿……やっぱり美人で可愛い方だ……!
映像で観ていたとおりの、いや、それ以上に!そして何といっても、オーラがありますよね!><
一番が歌い終わって、間奏の間その場で小トーク。
全ては覚えていませんが……、
「始まりました、一か八かライブ……えー、本当に一か八かです。最初からやり直してしまいました」
いきなり可愛すぎでしたー///
ちょ、ちょっと心臓に悪いくらいですv
「ちょっとしたことで、ビビって駄目になってしまう私;
今日は皆さん、チケットを当ててここに来て下すったんだと思うんですけれども……えー、私でよかったんでしょうか」
伊倉さんだけです、私が応募したのは!
「一か八かライブ、最後まで辿り着くかどうかも一か八か!辿り着ける方に賭けます!」
そして2番を歌いながら、メインステージへ。
「♪……負けてもやり直せるよ 夢だけ無くしちゃ駄目だよ」
自分で歌ってて自分で励まされた!いい歌だったぁ〜、と最後のフレーズにコメントして(笑)、トークですv
でも、結構抜けちゃってます……どきどきしすぎて、覚られなかったみたいで;;
あ、そうだ、その代わりといってはなんですが、服装!
サブステージが近かったので、よく見えましたv
この時点で、先にキラキラテープのフリンジがついた、銀紙のトランプ模様があしらわれている黒いトンガリ帽子を被り、
白いブラウスに、ポンチョ型の黒いマントのようなものを羽織って、
ボトムは黒いパンツ姿に、かなりヒールの高い……っていうか底の厚い黒い靴。
そして腰にシルバーのチェーンベルトをされていましたv
このチェーンベルト、すんごい可愛くって、素で欲しかった!(笑)
ぐるっと大きな輪っかが連なったチェーンで、スペードとかのトランプモチーフがぶら下がってるんですよvv
あと、パールっぽいチェーンにキラキラの二連ハートのトップがついたペンダントと、
金色のピアス……かイヤリングか判らないんですけど、なさってました。
あっ、はい、トークでしたね。えーと、記憶の限りで書きます。
「えー、このミニミニライブは私で8人目なんですけれど……
レニ役の伊倉一恵さんのことだから綺麗にまとまったライブになるに違いないと思われてるかもしれませんが……
思ってる?思ってますか?(お客様の誰かを見て)思ってるよね!……ねぇ、目ぇ見て言われたらねぇ。
はい、それはどうかなっ(笑)
えっ!というような……あっと驚くじゃありませんよ、えっ?というようなライブをね、やってみたいと思います。
次の歌にはこの、(頭をふりふり)ハリーポッターのような可愛い、自分で言うのもなんですが可愛い帽子は似合わないのでちょっと、脱ぎます。
……レニ好きなあなた。そんなあなたの人生とは。あなたのある一日の物語です。
♪物語のはじまりは いつも……」
ここから歌ですvv
まさに
『物語のはじまり』ですね!

「♪いつもいい加減……
その通り、やり直したりしました
あはは(笑)
「♪できれば天気のお話とかね……今年は暑かったですね。
♪これからどこに行くとかね……まだもう暫くは居てね?」
織姫のパート(?)も伊倉さんバージョンv
もう暫くと言わず、叶うことならこの後もずっと居たいですよぅ(涙)
歌が終わると語りに入るのですが、これも長くって。
大体ですけど、書きますね。
うーん、大体の雰囲気が伝われば……いいのですが^^;
「何でもなく始まったレニ好きなあなたの一日ですが、朝起きてビックリ、何故か目覚まし時計が止まっている。
時間を見ると遅刻寸前。急いで用意しようと起き上がったあなたは、痛っ……!ベッドの足に足の小指をぶつけてしまいます。
痛みをこらえながら何とか家を出て鍵を掛けようとしたその時、突然風が吹いて握り締めていた今月最後の一万円札が、あぁ……っ!!
……風と共に去りぬ……(←すごい神妙な顔付きでした/笑)
気を落としつつあなたは会社に行きますが、案の定遅刻。上司にちくりと厭味を言われながらも、仕事にとりかかりましたが……ミスばかり。
せめて愚痴を聞いてもらおうと友達に電話をかけると、友達は留守電…・・・。
ミスをした分の残業を終えて、あなたは疲れ果ててやっと家に帰りついたのでした……」
ちゃららららららら〜らら〜♪と悲しいメロディーが……『心は砂漠のように』(笑)
って、そんなに落ち込んじゃうのかー!?

「♪砂漠のように心が乾く……」
切な〜く(笑)歌いながら、サブステージへと移動します。
しかしサブステージに来たところで、
「♪幸せを願いながら 踏みつー、……何〜故〜」
一瞬歌詞が飛んでしまう(笑)でもすぐに持ち直しました。ほっv
「♪ぼ〜く〜は〜 愛を見失っている〜……歌詞も見失っちゃった
と、うなだれて、また笑いがっ(笑)
間奏を挟んで続きを歌いながら、メインステージへ。
「でも考え直してみると……何も愛を見失うほどのことはなかったんじゃないかと……レニなら言うでしょう」
妹曰く、ここでマントを脱いだそうです。うん、そうだったかも。
白いブラウスは、襟が細かいフリルになってましたv
さすが水泳をやっているだけのことはあります!
しっかりとした肩で、ブラウスのよく似合うこと///
でも腕とか足とか見てると、華奢な感じもするから、素敵ですよね。
パンツも綺麗に穿きこなしておられるし、さすがっ!
因みに、ペンダントはさっき帽子を脱いだ時、一緒に外してます。
そして、あぁっ、次はナマ
『素晴らしき舞台』!!
いや、全てが初ナマなんですけど!紅蜥蜴をナマで観た方が絶賛されていた歌だったので><
本当にうっとりです……最後のところは、鳥肌が立ちました……v
危うく涙腺が緩みそうになったのをこらえて、拍手!
で、興奮冷めやらぬ状態で聴いた語りだったので、ココがほとんど覚えていないのですが;;

「悲しい気持ちで眠れずに、ふと夜空を見上げてみると……空には綺麗な満月……。
お月様に励まされ、もう一度愛を見つけたあなた……その晩、その後……あなたはぐっすり眠りについたのでした」
ここは妹がいやに細かく覚えていたところ。
その晩、と言われた後で、その後、と言い直していたとか。
よく聴いてたなぁ^^;;私は覚えてませんでした。
さて、しっとりムードになったところで……突如あっかる〜い音楽が!
『おはようグッドモーニング』です!
歌いながらメインステージへと移動します。
メインステージでちょこっと踊ってたダンスの振りが、とっても可愛かったですv
歌い終わると、そのままトークへ。
「どうもありがとうございました。レニ好きなあなたの一日を覗いてみました……今日は、伊倉一恵レニを歌うということで。
オープニングから5曲続けて、『トランプの裏表』『物語のはじまり』『心は砂漠のように』それから『素晴らしき舞台』『おはようグッドモーニング』、
と、レニの曲ばかり集めますと、このようにとても激しい一日なってしまいます(笑)
皆さんは健康のためにも、色んな歌をバランスよく聴いてください」

あの、このトークのとき、伊倉さんサブステージにいらっしゃったと思うんですよね;
いつ移動されたのか……記憶が……;;
2番を歌いながらかな?
とりあえず、不完全ながらトーク内容、いきます。

「えー、今日は皆さん、伊倉一恵としての、サクラ大戦という大幕を取り払って、
伊倉一恵としてのライブだと思って来て下さっていると思うので、
それに甘えて……バツゲームのようなライブを……うふふ、ちょっと引いてますか?バツゲームのようなライブをしたいと思います。
どんなバツゲームかといいますと、嫌な音を聴かせる……という……ん?え?ちょっと、えっ?と思ってきましたか?」
この時。会場が「?嫌な音??」という雰囲気で静まり返った時。
伊倉さんがとってもニコニコ顔だったので、私つい「え
へっ?」と声に出して笑っちゃったんですよね;
そしたら周りが静かなもんですから、ふっと伊倉さんがこっちを向かれたんです。
そしたらばっちりと!眼が合ってしまったぁ!!
いやもう、そんなことぐらいーって思われる方がほとんどなんでしょうけど、私は!
私にとっては一大事なんですってば!!
ちょっと上目遣いで、笑顔で、あぁ黒目が大きいな……とか考えながら固まっちゃいましたよ!!
固まりながらも、私がとても楽しい気持ちでいるということを伝えるため、何とか笑みを絶やさずにいましたよ!
きっと1秒くらいだったのでしょうが……1秒って長かったんだなぁ……(しみじみ)
あの一瞬、伊倉さんの笑顔が私に向けられていた……!
チケット当たってよかったぞー!!(感動)
笑っちゃってよかったぞ!(それは)
因みにもっと後で、もう一回だけ、歌いながらチラッと眼を合わせて頂くことがありましたv
伊倉さん、歌う時って気持ち良さそうに上を向いて歌われるから、眼が合うことってあんまりないですよね(笑)
あ、話がそれまくりました;;
えー、で、伊倉さん。
まだ銀角の性格を引きずってるかも、と笑いながら、
「あのー、私実は、ギターを始めまして……」
と、メインステージへ移動。
って、えぇ!?ギターですか!?まさかまさか……!

「あの、唯一の趣味だったテニスが、ちょっとケガをして出来なくなってしまったので、
そしたら私やることがないわって、体を動かせなくても出来る趣味を持っとかなくちゃと思ってギターを習い始めたんですけど。
ギターの音が好きで、ゴンチチとかよく聴いてライブ行ったり、家では家事がはかどるのでボサノバとか聴いたり……してるんですけど。
○×(タイトル忘れました;)とか弾けるようになったらいいなと思って。
それで3月に発表会があって、発表会といってもその教室の発表会だから30人くらい、スポットもなく、こんな小さな部屋で、
ちょっと壇になったところでこう、30人くらい並んでっていう……だったんですけど、私はもう〜どこに出しても恥ずかしい大人ですから(笑)
私は役者やってるし、厚生年金会館にも青山劇場にも立たせてもらって、コスプレして10代の役なんかやっちゃったりして!
冷静に考えると恥ずかしい……いや、本番中は考えてないですよ?でも冷静にね、ちゃんとですよ、考えると恥ずかしい。
なので、教室の発表会くらい緊張することもなく、いけしゃあしゃあとこなせるわと思ってたんですが。これが。
壇にあがってギターを持った瞬間、もうこんなん、こんなんなっちゃって!感電してるのかと、思うくらい!
誰かコンセント抜いてくれ〜!って!もうどの弦押さえてんのかも判んない!」
ギターを抱えるフォームのまま、すっごい震えてます(笑)
私も極度に緊張すると足が震えて止まらなくなるタチなので、判りますが……ほんとに感電してる勢いだぁ(笑)
「でもコンセントなんかもちろん無いですからね、そのままやっちまいましたけど。
なので今日はちょっと……(ギターを取ろうとして引っ掛けて)あ、ごめんねギターちゃん;……リベンジを!したいと!」
わぁあ!聴かせていただけるんですかぁ!!
「皆さんに罪はない。皆さんは無実。だからー……巻き添え?……とばっちり喰っちゃった感じ!
今日このライブに来たばっかりに。許してやるって言うまで帰れません!
何回でもやります!私がこれでいいと思うまで!後にどんな予定があろうとも、終わりません。
何を弾くかというと……『AMAZING GRACE』を。最近、白い巨塔っていうドラマでも使われたり……してました。
……今チューニングらしきことをしましたけれども、私くらいの腕前がやってもあまり意味はありません。
ギターの音っていい音ね〜ってくらいですv……さっ、覚悟はいい!?バツゲームライブですからね……
皆さんに罪はありません。これは私個人の問題です。では……」
まず、最初はクラシックギターで、ギターのみの『AMAZING GRACE』です。
ゆっくり、慎重に弾かれていましたが、綺麗な音色でした……v
でも途中、後ろの方で誰かの携帯の音が鳴っちゃったんですよね;
なんて最悪なタイミング……一生懸命弾いているのに気が散ってしまわれやしないかと心配でした;
しかしさすがです、そんな私の心配なんぞ杞憂で、見事に最後まで弾かれました☆
曲が一周したので終わりかと思いきや、次はなんと弾き語りvv
私、この歌の歌詞こそちゃんと知らなかったものの、大好きな歌だったんですよ!
何となく頭に残ってる曲というか……それを伊倉さんの歌声で聴ける日が来るなんて(T_T)
しかも初めて伊倉さんのお姿をナマで拝見したその日に!
後奏はまたギターのみで、余韻を残しつつ終わります……、
と、拍手と同時にのけぞって脱力する伊倉さん(笑)
はぁ〜!って感じに(笑)
「えー、こんなですけれども、半年前より全然上手〜!3月の時は、歌詞もラララでした(笑)途中からずーっとラララ。
というわけでとりあえずリベンジは成功!半年前の自分に勝ちました!カメラさん、あっちですか、アピールしとかないと!
リベンジ成功でーす!やっつけたぞ半年前の私!……このくらいにしといてやるか……」
カメラに向かってピースをしまくり、とりあえずはご満悦な様子☆
えっと、ここから先はかなり曖昧です。かなり抜けています;
確か、こういう感じのお話だったなぁ、というくらいのレベル……ごめんなさい;;

「バツゲームは終わったか、なんてのんびりしている場合ではありません。もう一曲続きます。『つばさ』です!
……おぉ〜っでしょ!?今だけです(笑)
あのー、『つばさ』はハッキリ言って一年やったくらいでは弾けないコードがいっぱい出てきます。
だから大した音は…簡単な和音とかしか弾けないんですけども……弾いてると、途中からギターが打楽器と化す!!しかも、ヤな音!!(爆)
それらしきとこは押さえてみるんだけど、弾いても違う音が出る。だから多分、私が弾いても、『つばさ』のどこ弾いてんのか判んない……
下手すると、『つばさ』かどうかも判んない!かもしれないので、今日はふっちゃんとくみちゃんの完成されたCDに合わせて、
よく言えばライブ感を出す。まぁ言っちゃえば、汚れをかけちゃう。
もはやこれはバツゲームではありません……
拷問です。何でも白状しちゃう。
やってないことまで言っちゃうかもしれません。取調室のさくらに聴かせたら、桃栗小僧ですって言っちゃう、解放されたいがために(笑)
そんな拷問ライブです。それなのに何でやるのかっていうと……私がやりたいから。まだ銀角が残ってます?
……一応、かたちばかりのチューニングvはい……」
と、『つばさ』のイントロが流れ始め、メロディーがしっかりしたところから、
この日のためにお友達から借りてきた、というアコギで伊倉さんの演奏がスタート☆
歌は伊倉さんじゃないのがちょっと残念ですが、弾いてるお姿がカッコイイ……!
さっきのゆったりとした雰囲気とは打って変わって、ギターをかき鳴らす、というかそんな感じですv
私はギターに満足に触ったこともないので詳しいことは判りませんが、充っ分ライブ感出ていました!素敵でしたよ〜!!
因みに、3回目のライブでは渕崎さんと西原さんがゲストで来て、歌われたそうな。
間奏中に、
「拷問ライブ、半分終わりました……えー、大丈夫ですか?気分が悪くなった人は手を上げてください。
スタッフがすみやかに静かなところへお連れします」

と挟んで(笑)、後半へ。
そのまま気持ちよさげに弾き終えられましたっ^^
「大きく息を吸って〜、吐いて〜、みんなも苦しいと思うけど、私も結構苦しいから(笑)……はいっ、気が済みました」
かぁっこよかったですー!!
「というわけで、拷問ライブはひとまず終わりにしたいと思います。(立ち上がりながら)大丈夫?私も立つからね。
今まで座って……ズルしちゃってごめんね。でも必死でギター弾いてたから、おあいこねv
『つばさ』は今年の新春でも2パートで歌いましたが、もっと色んなコーラスが付けられる曲だと……こっそり思ってます、
って、今みんなに言っちゃったけど!今年の新春では『さくら』もコーラス付けさせて頂いたりしましたし、
『つばさ』ももっと色んなコーラスで歌えるんじゃないかなぁって……いつかやってみたいって、私が勝手に思ってるだけです。はい。
あのー、次は今年の思い出の曲……なんですけど、思い出の曲というと色々あって……『つばさ』もそうだし、
あと、名古屋での1回限りのライブで、麗ちゃんとふっちゃんと3人で……これって考えてみれば悪役3人ですね、
それで『旅の空』って曲を歌ったりしました。『亡者の歌』なんかはもちろん、一生の思い出です!
あれはレコーディングの時、翌日声が潰れるの覚悟で、潰さなきゃ面白く歌えない!って思い切り歌って、
次の日美味しくビールを頂きました、そんな思い出の曲ですけど、そうじゃなくて!
賛美歌なんです……さっきの『AMAZING GRACE』も賛美歌でしたが……。あの、この間お友達のお父さんの告別式があって、
あのー、仏教だとお坊さんがお経読んでても何言ってるのか意味は判んなくて、あ〜、あのお坊さんいい声だわとか、
何人もお坊さんがお経読んでたら、あ〜ハモってるハモってるとか、そんなことぐらいしかね、判らないんですけど、
そのお友達のお父さんがたまたまクリスチャンの人で、教会の告別式だったんです。
で、神父さんが、お葬式なのに、笑っちゃいけないのにちょっと笑える話なんかをしちゃったりして……
なんか、告別式なのにあったかくて新鮮で……あったかい気持ちになる告別式だったんですね。
で、あの、そのお父さんっていうのが新聞社に勤めてる方で、読売新聞なんですけど、新聞って勧誘が来るじゃないですか。
で、その子のうちにも他の新聞社からの勧誘が来るんですけど、その時の断り方っていうのが。
まずお母さんは普通に、「すみませんうちの主人が読売新聞に勤めてますので」って謝って断ります。
次にそのお友達、彼女は「その新聞いいわねぇ〜でも読売の方がもっといいわよ〜」って、逆に勧誘しちゃう。なかなか強引な子。
で、彼女のお兄さんがですね、「その新聞もいいけど、読売はもっといいよ、サービスでご飯も食べさせてくれるし、
学校も行かせてくれるんだ」って。え、サービスってうちも石鹸くらいはあげるけど、ご飯食べさせたり学校行かせたりって……?
って、そこですかさずお母さんが出てきて、すみませんうちの主人が読売に勤めてますので〜と言うわけです。
なんか、そうやって家族みんながお父さんを尊敬してて、そんな話を告別式で神父さんが面白く話してね、故人が好きだった賛美歌を歌って、
何かあったかい気持ちで家に帰ったんです、それで、家に帰ったら父が、今日どうだったって言うんで、
「うん、判りやすくってね、すごくあったかくて、いい告別式だった。日本語だったし」って話して、その時歌った賛美歌を聴かせたら、
父が「それ、知ってる」って言うんですよ。あの、うちの父って、機嫌がいい時、お酒とか飲んですんごく機嫌がいい時にね、
歌う鼻歌がいくつかあるんです。
まず、星影のワルツ、古いですね〜。それから、知床旅事情、しれ〜とこ〜の〜って、ちょっと音痴なんですけど(笑)
このみちはいつかきたみち〜とか、それから、い〜つくしみ深〜き〜と〜もなるイェスは〜、ってこれも賛美歌なんですけど、っていうのと、
また会う日ま〜で〜また会〜う日まで〜、あと、夕焼〜けこやけ〜の赤と〜ん〜ぼ〜、とか7曲か8曲くらいあるんですね。
父はクリスチャンでも何でもないのに、その7曲か8曲のうちの、い〜つくしみ深〜き〜、と、また会う日ま〜で〜、の2曲が、
なんと賛美歌だったんです。何でかしらって考えると、私、幼稚園は教会がやってる幼稚園に行ってて、
日曜学校で賛美歌をいくつか習ったりして、私は歌うのが好きだったので、その頃はまだ小さかったんですけど、
家で母と二人で、好きな賛美歌をコーラスしたりしてて、それを、父が横で聴いていた。で、覚えてた。
母も10年くらい前に亡くなったんですけど、私も父と、母のことを思い出したりしたんです。歌が好きだったねと。
私がコーラスや歌が好きなのは、讃美歌に出会わせてくれた母のお陰かなと思いました。
で、その何となく父の頭に残っていた賛美歌のうちの一つがこの『神ともにいまして』というわけで……
賛美歌って不思議なんですけど、歌詞の一番最初がタイトルみたいになってるのね。
で、この『神ともにいまして』というのも、最初の歌詞の部分なんですけど、あの、私にとっての神様……っていうのは……。
私の家はクリスチャンじゃないし、どっちかというと仏教、というか私に関しては何も無い、強いて言えば伊倉教。
なので、私にとっての神様っていうのは、私にとっての大好きな人、大切な人たち。
父とか母とか弟……お友達や、そんな私の大切な人たちが、私にとっての神様。
だから、私のものさしになるのが、私の傍に居る、その大切な人たちの考えや価値観。
私が何かするとき、これやったらあの人はどう思うだろう、あの人は何て言うだろう、父や母や兄弟は何て言うだろう、
っていうのが、私のものさし。だから、『神ともにいまして』っていうのは、私の解釈としては、私の大切な人がそばにいて……
ということだと、思います」

なんて素晴らしい言葉……感動しました……。
そしてアカペラで
『神ともにいまして』
あぁ、知ってる賛美歌だ……タイトルだけでは気付かなかったけど。あのぅ、私の高校は無宗教だったんですが、
だからこそ宗教の授業は仏教やらキリストやら色々つまんでいて、賛美歌を歌うこともあったんです。
それで、知っている歌でした。因みに、いつくしみ深き〜の方は、もともと大好きな賛美歌。
もの凄く綺麗な高音も含みながら、美しく歌われていました。
私も、あんな風に、あんな表情であんな声で歌えるようになりたい……。
しかしこのライブに来るため、合唱をサボってしまったんだよね(汗)
来週こそは頑張る……ってそんなことはどうでもいいですね。はい。
「えー、一か八かライブ、バツゲームライブ、拷問ライブ。最後までおつき合いくださって、ありがとうございました。
さっきの『AMAZING GRACE』と『神ともにいまして』2曲とも賛美歌でしたが、『AMAZING GRACE』の歌詞を、
私はこんな気持ちで歌っているんだという、伊倉的超訳を。高乃麗さんの添削済みです、それのプリントしたものを、
スタッフの人が配ってくださるので、帰りに是非持って帰って下さい。
私にとっても、思い出になるライブでした。最後は元気良くお別れしましょう!」

と、最後の最後に
『ヨーデル妄想』!素敵な裏声!
最後はマイクオフで大きな声で、

「さよならっ!」

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というわけで、ほんっとに充実した50分間でした。
歌もたくさんトークもたくさん!
サブステージにも何度も来て下さって至近距離!
話のところどころマイクオフの声!
一生分の視線と鼓動を使い果たした気分です。
こんなに人を見つめたこと無いってくらい。
どきどきしました。
またこんな機会に恵まれるといいのになぁ〜!
では、以上、ちょっとトークの順番とか内容とか、曖昧なところも……
多々ありますけれども、この辺で終わりにしたいと思います。
間違いや追加を思い出したりしたら、随時修正しますので。

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