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Lupinus
何度も――繰り返し繰り返して
飽きもせず 同じことばかり想ってる
(これが現実なら良いのに)
現実であってそうでない時間
重なる欺瞞と占めてゆく虚無感
過去も未来も特には要らない
残酷なまでに 今だけが
全てを忘れることができたなら
できもしないことを願ってる
私に巣喰ったあなたを
消せるわけも無い
結局 私はあなたの何を
判っていたというのだろう
限りないイマジネーションの
砂埃のなかで 私は
あなたたちに花をあげよう
大切に 大切に 埋めてあげる
窒息するくらいに
私の手を必要とするまで
ルピナスを