.

.

.

.

.

.

Lupinus

何度も――繰り返し繰り返して
飽きもせず 同じことばかり想ってる

(これが現実なら良いのに)

現実であってそうでない時間
重なる欺瞞と占めてゆく虚無感
過去も未来も特には要らない
残酷なまでに 今だけが

全てを忘れることができたなら
できもしないことを願ってる
私に巣喰ったあなたを
消せるわけも無い

結局 私はあなたの何を
判っていたというのだろう

限りないイマジネーションの
砂埃のなかで 私は
あなたたちに花をあげよう

大切に 大切に 埋めてあげる

窒息するくらいに
私の手を必要とするまで
ルピナスを