暗く静かな家の中で 子は深い眠りにつくよ
丘の上には霊集まりし 少年ただひとりその場に駆けて行く
神社に薄汚い男居りし その横には薄汚い霊が眠る
目を閉じれば 何も見えないが 彼女の目には映る 少年の姿が
深く眠る者おれば 眠りつけぬ者居りし 夜景眺め その不気味さに微笑ましく笑う
王になるのは自分だと言い聞かせ眠る 孤独な王は すこし寂しそうに見えた
元気な少年も まぬけずらの少年も 眠たくなれば 眠る
夜は過ぎてゆく 少しずつ少しずつ・・・
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オマケ 詩『あの世の人』