Top of the world

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なんて素敵な気分なのかしら、見る物全てが驚きよ。
大空に博も一つ無く、目にはお日様が映るだけ。
これが夢でも、全然驚かないわ。

私が望んだ物が全部、
今特別にかなえられようとしている。
…理由は簡単。
それは貴方がここにいるから。
貴方は私が知る中で、最高に天国みたいな人…


「それ、なんて歌なんだ?」

思わず口ずさんでいた曲に彼が不思議そうな顔で私の顔を覗いてきた。

「さあ?無意識に口ずさんでいたらしいから、曲名なんて…」
「なんだよ…」

彼はそう言ってまた推理小説に目を移した。

「……よく、そんな血生臭い推理小説なんか読んでいられるわね…」
「うっせえ。俺はお前が歌ってた曲が知りたくてうずうずしてんだ。
あまり喋るなって」

「そんなに知りたいなら教えてあげてもいいわよ?」
「あ?今、お前曲名知らないって…「思い出したのよ」

私は意地悪そうに笑った後、彼に曲名を教えた。

「…へえ……、お前でもそんな意味のある歌歌うんだ」
「悪い?」
「別に」

そして、今度は意識しながら歌った。


なんて素敵な気分なのかしら、見るもの全てが驚きよ。
大空には雲一つ無く、目にはお日様が映るだけ。
これが夢でも全然驚かないわ。

私が望んだ物が全部、
今、叶えられようとしている。
理由は簡単。
それは貴方がここにいるから。
貴方は私が知る中で最高に天国みたいな人。

私は今、世界のてっぺんから下界の創造物を見下ろしている。
その理由はただ一つ、貴方と出遭って知った愛のせい。
貴方の愛が私を世界の頂上に舞い上がらせたの。

風が私の名前を覚えて、“全てが代わるよ”と教えてくれる。
木々の葉も、そよ風の感触も、
私のことを喜んでくれているような感じ。

祈りたい事は一つだけ、“今日という日が終わっても、
また明日も私と貴方にとって今日と同じでありますように、
わたしのあなたでありますように”


「…俺も歌って良い?」
「駄目」
「なんで?」
「…だって貴方音痴じゃない(クスクス)」
「ニャロ…」




―後書き―
こんにちは。詩?の二つ目の投稿です。

ちなみに、↑の歌詞は Top of the World です。
これの本物(英文)はもっと長いため、日本語訳?
で書いてみました。
英文で書いてくれ〜と言う人がいたら、
メールをお願いします。

★感想は灰原藍様まで★

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